1日目 頭を緩めてホルモン分泌
2日目 首を伸ばしてストレス解放
3日目 肩を開いて酸素を皮膚に届ける
4日目 冷え取りでアレルギー反応を抑える
5日目 薬と上手につきあう背骨ひねり
6日目 腰を使って本来の排泄を取り戻す
7日目 背骨を緩めて自律神経を整える
特別編1 ツボで「かゆみ」を緩和する
特別編2 スキンタッチで「子供ケア」
こんにちは。鍼灸師の伊東 歩です。
今日はメルマガ講座の特別編その1。
アトピーによるかゆみ、特に頭皮や顔、上半身のかゆみを緩和してくれるツボをご紹介します。
頭皮のかゆみを緩和するツボ「百会穴」
アトピーの人にとって、「かゆみ」は大きな悩み。
以前に患者さんから、
「毎晩、本当に気が狂いそうなんです…」
と相談されたとき、その深刻さが伝わってきました。
ですから、ツボを使って少しでもアトピーのかゆみが楽になればと思っています。
東洋医学で観る「かゆみ」
以前のブログにも書いたのですが、東洋医学的には「かゆみ」を『熱』として扱います。
アトピーの「かゆみ」を緩和する【5つのツボ】
あ、上の記事では、腕や脚、首回りなど場所別に効果的なツボを5つ紹介していますので、参考にしてください。
実際の施術では、
- 皮膚表面に『熱』が溜まり
- 身体深部に『冷え』がある
アンバランスを鍼やお灸を使って整えるのです。
そして今回お伝えするのは、ツボを使う方法。
熱は上に昇る
皮膚表面に『熱』が滞ると『かゆみ』が強くなる。だから、
ツボを使って皮膚から熱を逃がして、かゆみを緩和しましょう
というのが、今回お伝えするセルフケアです。
そこで。
熱というのは上に昇る性質があるので、身体の上部から抜くのが効果的。
人間のカラダの中で、一番上になるのは頭のてっぺんですよね?
ココには【 百会(ひゃくえ)】というツボがあるので、使えます。
とくに、顔や頭皮のアトピー、上半身のアトピーによるかゆみで悩んでいる人にはおすすめのツボです。
自律神経の調節もできる
百会というツボは、とても便利。アトピーに限らず、
- 寝つきが悪い
- 睡眠が浅い
- 下痢・便秘
- イライラしやすい
- 疲れが抜けない
- 不安感が強い
- 落ち込みやすい
などの自律神経のバランスを崩した状態を整えてくれます。
ツボの場所と刺激方法
、
百会の場所は、両耳から真上に上がって、顔の中心線と交わるところ。
このツボは、刺激の仕方次第で作用が変わります。大まかに言うと…
- 持続的な弱い刺激 … 興奮作用
- 瞬間的な鋭い刺激 … 鎮静作用
アトピーの「かゆみ」に悩む人には、
瞬間的な鋭い刺激
で、神経と炎症を鎮静化する方法が合っています。
そこで、コレ。
「つまようじ」を20本くらい輪ゴムで束ねた、即席の鍼。
すごく便利です。
この鍼で百会を刺激するのですが、素早くトントンとツボを突っつきましょう。
「イテテテッ」
と感じるくらいの強さで、テンポよくトントンと。
つまようじを押し付けないように気をつけて、イテッと感じたら素早く離すようにしてください。
そうすれば、鍼の鎮静作用で自律神経が整ってきます。
注意点
この刺激方法は、専門的には「瀉法(しゃほう)」といって、余分なものを抜き取る手法。
ですから、手早くキレよく刺激することがポイントです。
- ぐーっと押し込んだり
- 長時間刺激したり
- 1日に何度もやったり
すると、アトピーのかゆみを緩和することができません。
先ほどお伝えした方法で、
- 30秒以内
- 1日に3回まで
を目安にためしてみてください。
おわりに
アトピーのかゆみの中でも、顔や頭皮、上半身のアトピーで悩んでいる人には、今回お伝えした『百会』がおすすめ。
あなたの抱える「かゆみ」を緩和する助けになれば、幸いです。
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